西武鉄道では,2018(平成30)年3月10日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
今回のダイヤ改正で池袋線系統では,平日の夕夜間に池袋線,西武有楽町線と東京メトロ有楽町線との間で運転している“S-TRAIN”を上下2本ずつ増発し,下り列車は18時から22時台にかけて1時間間隔での運転となる.
土休日には,池袋—飯能間の特急列車を6本増発し,飯能発の特急列車については,上り“むさし”を14時〜16時台に3本増発することで,飯能発14時から22時台の特急列車運転間隔が30分となる.下りは,池袋発の特急列車を8時から10時台にかけて約30分間隔で運転する.
また,利便性の向上をはかるため,西武有楽町線では,平日21時から22時台に,東京メトロ有楽町線・副都心線から西武線方面の普通列車を上下2本増発する.
新宿線系統では,平日および土休日の夕夜間に西武新宿→拝島間で,40000系車両を使用する有料座席指定列車“拝島ライナー”の運転を開始する(鉄道ニュース1月25日掲載記事参照).平日・土休日とも,10時から16時台の所沢発本川越行きの出発時刻を見直し,池袋線特急列車からの接続を改善する.これにより,池袋から航空公園—本川越間の所要時分は最大8分短縮する.また,平日朝の準急の運転区間を延長し,田無—新所沢間で1本を増発する.
このほか,ナイター開催日に運転される西武球場前発西武新宿行きの種別を準急から急行に格上げする.このほか,利用状況にあわせ,池袋線,狭山線,新宿線,西武園線,国分寺線では,一部時間帯の運行形態を見直す.
なお,今回のダイヤ改正にあわせ,特急“レッドアロー”に車内発券料金が導入される.車内発券料金は“S-TRAIN”ですでに導入されており,指定券を持たずに乗車した場合,別途,車内発券料金が発生するもの.3月10日(土)から運転開始される“拝島ライナー”でも導入される.
写真:西武鉄道 10000系5次車 編集部撮影 南入曽車両基地にて 2003-3-10(取材協力:西武鉄道)