小田急電鉄は,2017(平成29)年12月5日(火),70000形ロマンスカー「GSE」を報道陣に公開した.
今回公開された70000形は,クハ70051+デハ70001+デハ70101+サハ70151+デハ70201+デハ70301+クハ70351からなる7両編成.愛称の「GSE」は,優雅さをあらわす「Graceful」を用いた「Graceful Super Express」の略.
車体色はRose Vermilion(ローズ・バーミリオン),帯はRomanceCar Vermilion+Gray(ロマンスカー バーミリオン+グレー),先頭車展望窓の支柱,車体すそのカバーはMoonlight Silver(ムーンライトシルバー),屋根はマルーンに近い赤色のRouge Bordeaux(ルージュ ボルドー)となっている.
1号車と7号車には展望席を16席ずつ設置,前面展望窓の高さを50000形「VSE」よりも30cm拡大し,座席位置を35cm前方とすることで,眺望性が向上している.車体側窓の高さも100cmとして,50000形「VSE」から30cm拡大されている.編成中央の4号車には,車椅子対応席,多目的室,車販準備室,車椅子対応のゆったりトイレと男子トイレ,AEDが設置されている.身体障害者対応座席は着脱式で,3台の車椅子での乗車も可能となっている.2号車・6号車には,男子トイレと女子トイレが設置される.
70000形は,今回7連2本が導入され,2018(平成30)年3月中旬から営業運転を開始する予定.なお,小田急電鉄では70000形ロマンスカー「GSE」の特設サイトを開設し,3000形「SE」から連なる伝統と革新や,70000形の製造過程などを紹介している.
写真:小田急70000形「GSE」 編集部撮影 大野総合車両所にて 2017-12-5(取材協力:小田急電鉄)