JR西日本,山陰エリアに新たな「観光列車」を導入

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2017年8月17日掲載
JR西日本,山陰エリアに新たな「観光列車」を導入

JR西日本は,2018(平成30)年夏に開催する『山陰デスティネーションキャンペーン』にあわせて,山陰エリアに新たな「観光列車」を導入すると発表した.

 今回導入されるのは,“「あめつち」〜天地の初発の時(あめつちのはじめのとき)〜”で,キハ47形を改造した2両編成を使用し,山陰本線鳥取—出雲市間で運転される.日本海や大山の雄大な景色や宍道湖の夕陽など,美しい景色を楽しめるよう,一部で徐行運転も行なわれる計画.

「あめつち」

 列車名は,古事記の書き出しに由来したもので,ロゴマークは,天つ神々・太陽,七つの八雲,金鵄(日本神話に登場する金色のトンビ),山・海,白兎,ワニ(鮫)をモチーフとし,「天」に対して光の放射状の縦ライン,「地」に対して海の横ラインを対照的に見せるデザインである(写真のロゴデザインはイメージ).

山陰は豊かな自然はもちろんのこと,日本の文化の様々なルーツがあるとされ,多くの神話が誕生した地である.この自然や日本のルーツを「ネイティブジャパニーズ」というコンセプトで車両にデザインを施している.

 車体は,山陰の美しい空や海を表現する紺碧(こんぺき)色をベースとし,車体側面下部の「銀色」の帯模様は,山陰の美しい山並みと,たたら製鉄(島根県ゆかりの,日本古代からの製鉄法)にちなみ,日本刀の刃文(はもん)を表現したもの.全体をメタリックな色彩で仕上げ,神々しい雰囲気とする.

JR西日本,山陰エリアに新たな「観光列車」を導入

豊かな日本海の色を表す青色を使用した車両の内装イメージ

JR西日本,山陰エリアに新たな「観光列車」を導入

神々しい山の色を表す緑色を使用した車両の内装イメージ

内装デザインは,各車で異なり,内装の一部には鳥取県産の智頭杉や島根県産の松を使用するほか,木目調のパネルを多用して白木の質感を表現し,石州瓦の素材でできたタイルや因州和紙をランプシェードのように用い,光を演出するなど,山陰地方の素材を使用した空間となる.
 車内では,山陰の豊かな自然の中で育まれた地産品や地元に因んだ食事,飲物などが提供され,山陰ならではの「古くて新しい日本」を発見する旅が演出される.

写真は,いずれもJR西日本のニュースリリースから