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地下鉄博物館所蔵の1001号車が機械遺産に認定

地下鉄博物館所蔵の1001号車が機械遺産に認定

東京メトロは,地下鉄博物館で所蔵している日本初の地下鉄車両1001号車が,一般社団法人日本機械学会から「機械遺産第86号」として認定されると発表した.
 「機械遺産」とは,歴史に残る機械技術遺産を大切に保存し,文化的遺産として次世代に伝えることを目的に,日本国内に現存する機械技術面で歴史的意義のある遺産を同学会が認定するもので,2007(平成19)年から継続的に実施され,2016(平成28)年度までに83件が認定されている.
 1001号車は,1927(昭和2)年12月に東京地下鉄道が東洋初の地下鉄として営業を開始した上野—浅草間 2.2km を走行した車両を当時のままに復元しており,資料的価値が高い点,また国内初の打子式 ATS(自動列車停止装置)が装備されているなど,国産地下鉄の技術発展の基礎を示す車両である点が評価され,東京メトログループの所有物において初めて認定されることになった.
 今後「機械の日」である,2017(平成29)年8月7日(月)に,東京大学情報学環・福武ホールにて開催される日本機械学会主催の認定式をもって正式認定される予定.

写真:地下鉄博物館所蔵の1001号車(東京メトロのニュースリリースから) 

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