東武鉄道では,同社が所有する鬼怒川線の跨線橋や駅プラットホームなどの建造物7件について,国の登録有形文化財(建造物)への登録が決定したと発表した.
2017(平成29)年8月10日(木)から,日光・鬼怒川地区ではC11 207号機がけん引するSL「大樹」の運転が開始されるが,SL「大樹」が運転される鬼怒川線にはその前身である下野電気鉄道時代に建設された建造物が残っており,登録有形文化財として登録し,広く周知して地域の財産として活用していくことで,蒸機復活運転の目的の一つである「鉄道産業文化遺産の保存と活用」を推進する.
今回登録される建造物は,「下今市駅旧跨線橋」,「大谷向駅上下線プラットホーム(2件として登録予定)」,「大桑駅プラットホーム」,「砥川橋梁」,「新高徳駅プラットホームおよび上屋」,「小佐越駅プラットホーム」で,いずれも昭和初期を中心に建造された歴史的文化価値の高い建造物となっている.
写真上:砥川橋梁
写真下:下今市駅旧跨線橋(いずれも東武鉄道のニュースリリースから)