京成電鉄・北総鉄道・東京都交通局では,2016(平成28)年11月19日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
京成電鉄では,“スカイライナー”・「アクセス特急」の増発,千葉線・千原線の輸送力増強が行なわれる.“スカイライナー”は,利用の多い朝の時間帯において下り1本が増発され,京成上野,日暮里発時刻を等間隔とすることでわかりやすい出発時刻とする.「アクセス特急」は,早朝時間帯に京成上野発の下り1本,成田空港発19時台の上り1本が増発される.増発される下り「アクセス特急」は,ゴールデンウィークや夏季繁忙期に運転されていた臨時列車が定期化されるもので,早朝に成田空港を出発するLCC便などの利用客の利便性が向上する.上り「アクセス特急」が増発されることにより,日中時間帯と同様,約40分間隔の運転となり,夕方から夜間にかけて成田空港に到着する乗客の利便性が向上する.千葉線・千原線では,4両編成で運転されている列車のうち,一部が6両編成での運転となり,千葉線・千原線ともに9割以上の列車が6両編成での運転となる.
北総鉄道では,ダイヤの一部修正となり,京成高砂駅における北総線列車と京成本線列車の接続改善を図るとともに,一部時間帯における運転間隔の調整を図る.
都営浅草線では,平日夜間帯の混雑緩和を図るため,西馬込—押上間で1往復が増発されるほか,平日夜間帯の都心へのアクセス向上のため,京急線羽田空港発泉岳寺駅止まりの列車が,都営浅草線への直通列車に行先が変更される.また,土休日の早朝時間帯,行先を変更することで,都営浅草線から京急線羽田空港,京成線成田空港へ向かう直通列車を増やす.これにともない一部列車の種別,行先および時刻の変更が実施される.
写真:増発される“スカイライナー”・「アクセス特急」(京成電鉄のニュースリリースから)