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特集 211系顔の電車たち
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「四国まんなか千年ものがたり」の内装デザイン・運転時刻が決定

「四国まんなか千年ものがたり」の内装デザイン・運転時刻が決定

JR四国は,「伊予灘ものがたり」に続く2本目の「ものがたり列車」となる,「四国まんなか千年ものがたり」の内装デザインと運転時刻を発表した.
 「日本のたたずまい」をコンセプトとした内装は,民家のしつらえをイメージし,徳島県産スギなどの木材が使用される.鏡面の天井デザインは,囲炉裏上部につられる火棚をモチーフとしたもの.1号車「春萌(はるあかり)の章」,3号車「秋彩(あきみのり)の章」は,それぞれ春色,秋色に彩られたソファが,褐色の室内から鮮やかに浮かび上がるデザインで,左右両方向の車窓が楽しめる座席配列となる.2号車「夏清(なつすがし)の章」,「冬清(ふゆすがし)の章」は,「清(すがし)」を表わす川や風の流れをイメージして,曲線のテーブルやカウンターを配置,ホワイト&ブルーのカラーリングとする.床フローリングは,徳島県の伝統工芸品である藍染めがカラーモチーフで,長さ7mのベンチソファは,囲炉裏で灯りを囲む団らんの風景をイメージしたもの.
 下り「四国まんなか千年ものがたり そらの郷紀行」は多度津10:21発→大歩危12:48着,上り「四国まんなか千年ものがたり しあわせの郷紀行」は大歩危14:20発→多度津17:16着のダイヤで運転される.「〜そらの郷紀行」は,多度津駅,善通寺駅,琴平駅で乗車,大歩危駅で下車が可能,「〜しあわせの郷紀行」は,大歩危駅で乗車,琴平駅,善通寺駅,多度津駅で下車が可能となる.両列車とも坪尻駅で停車し,ホームに下りることができるほか,大歩危,小歩危峡など絶景の個所では速度を落として運転する予定.

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