三笠鉄道村では2016(平成28)年7月23日(土),三笠ジオパーク幌内エリア(旧幌内炭鉱)を探検する三笠アドベンチャートレインの運転が開始されました.
このアドベンチャートレインは,鉄道ショップのカラマツトレインが運営する三笠トロッコ鉄道の新規開業路線で,ジオパーク線とアドベンチャー支線の2路線により構成されています.所要時間は70分で20名の定員制を設けており,ツアーガイドの案内により幌内炭鉱を周遊します.
鉄道記念館—川下間のジオパーク線は,かつて幌内線貨物支線の幌内駅と選炭場を繋いでいた幌内炭鉱専用線の一部軌道を掘り起こして再利用しています.運転されているトロッコ列車は人力トロッコ3両,丸太トロッコ1両,乗用車を改造した動力車1両による5両編成です.
川下駅からは徒歩で川上駅へと移動し,アドベンチャー支線に乗り換えます.この支線はトラックでの運転で,川上—音羽坑前間を乗車したあとは,いったん下車し,廃墟となった炭鉱施設を見学します.常盤坑下で再びトラックに乗車し,トロッコ列車に乗り換えて鉄道記念館へと戻ります.
ちなみに,鉄道記念館前の乗車場には,函館市交通局が所有していた馬車鉄道客車のレプリカが駅舎として使用されており,「冒険基地ノーチラス号」の愛称が付いています.
写真:川下にて 2016-7-23
投稿:陳内 裕太