JR西日本は,梅小路蒸気機関車館において運行していた「SLスチーム号」客車について,京都鉄道博物館開業にあわせた新製客車を導入すると発表した.
コンセプトは「レトロ」で,けん引する蒸気機関車と同年代に製造され,活躍していた客車イメージを取り入れ,レトロ感を演出する.着席定員は80席から208席に大幅に増加し,車いす定員も2台から4台に倍増する.往年の特急車両のヘッドマーク図柄をモチーフとしたデザインをボックス席ごとに配置するほか,京都駅方客車には往年の特急列車展望車をイメージし,梅小路のシンボルである梅をあしらったテールマークを掲出する.
写真:「SLスチーム号」の新たな客車のイメージ(JR西日本のニュースリリースから)