松本車両センター所属のE353系は2015(平成27)年7月30日(木)から松本—富士見間で試運転が行なわれましたが,8月24日(月)に松本→甲府→富士見→甲府→松本の経路で試運転が行なわれました.今回の試運転は基本編成のS101の9両編成で行なわれました.
この試運転に先立ち,S101編成は23日(日)に,松本→豊田→甲府→松本と回送され,豊田車両センターと甲府駅電留線で報道公開が行なわれました.E353系が9両編成で走行するのも今回が初めてと思われます.大半の車両で客室の窓はカーテンが閉められいましたが,10号車の一部はカーテンが開いており,車内の様子もうかがえました.座席や通路にはビニールがかぶせられ,検測機器が置かれていました.途中の駅では,E353系運用開始により置き換えられるE351系やE257系,中央本線の主力車両である211系との並びも見られました.
今後,“あずさ”・“かいじ”の運転区間である中央本線の甲府—東京間や大糸線でも試運転が行なわれるものと思われます.
写真:富士見にて 2015-8-24
投稿:中山 皓晴