東京メトロ13000系・東武70000系の基本仕様が決定

東京メトロ13000系・東武70000系の基本仕様が決定

東京メトロと東武鉄道では,2016(平成28)年度から2019(平成31)年度にかけて導入を進める東京メトロ日比谷線・東武スカイツリーラインの相互直通運転車両について,形式名称と基本的な仕様を発表した.
 車両形式は,東京メトロは13000系,東武鉄道は70000系とし,現在,3扉車両と5扉車両が混在する直通車両のすべてを4扉車両(20m化7両編成)に統一し,車両機器や車内の主要設備について仕様の共通化を進める.今回の仕様共通化により,2社で異なる車両機器や車内の主要設備が統一化され,フリースペースや優先席の位置なども統一化される.
 曲線走行時のレールと車輪から発せられる騒音を低減するため,操舵台車が採用される.7両すべてが電動車となるが,MT比は1:1相当となる.永久磁石同期モータ(PMSM)の採用により,東京メトロ03系VVVFインバータ制御車両と比較して約25%,東武20050系VVVFインバータ制御車両と比較して約25%の駆動系消費電力量が削減される.
 車内では,1人あたりの座席幅の拡張,座席横仕切りの大形化,全車両へのフリースペース設置が行なわれるほか,車端部の全座席が優先席とされる.各ドア上部に17インチワイド液晶の車内表示器を3画面搭載し,乗換案内や駅設備案内を多言語に対応するとともに,ニュースや天気予報など,より多くの情報を見やすく,きめ細やかに提供する.
 外観デザインについては,それぞれ,独自のものが採用される.東京メトロ13000系は,歴代の3000系や03系の系譜を踏襲しながら,近未来的な形状アレンジを加えた.カラーリングは路線イメージを意識した配色としている.東武70000系は,現行の日比谷線直通車両20000系のコンセプトカラー「ロイヤルマルーン」をもとに,「赤」と「黒」の2つの原色に再精製することで,現代の先鋭的なカラーリングに昇華させ,日比谷線直通車両の刷新を表現している.

写真:東京メトロ13000系(上)と東武70000系(中)の外観イメージと東武70000系の車内イメージ(下).いずれも東京メトロ・東武鉄道のニュースリリースから