JR西日本は,“SLやまぐち号”の持続的な運転のため,同列車に,蒸気機関車全盛期の旧形客車を復刻した客車を新製・投入すると発表した.
今回,新製される客車は5両編成1本で,1号車はマイテ49を復刻モデルとしたグリーン車.2〜4号車はオハ35を復刻モデルとした普通車,5号車はオハ31を復刻モデルとした展望デッキ付き普通車となる.蒸気機関車の音や煙を体感できるよう開放形展望デッキや開閉窓を設置する.3号車には蒸気機関車を体験・学べるフリースペースを設けるほか,バリアフリー対応,ベビーカー置き場,温水洗浄機能付きトイレなどにより快適性を向上する.
また,新しい客車の投入にあわせて,“SLやまぐち号”の一部停車駅をレトロ調などに改修する.客車の投入と駅の改修については,山口デスティネーションキャンペーンを開催する2017(平成29)年9月を予定している.
写真:“SLやまぐち号”に投入される客車のイメージ(JR西日本のニュースリリースから)