2014(平成26)年12月5日(金)から7日(日)にかけて,水郡線水戸→常陸大子間で,高崎車両センター高崎支所所属のC61 20と12系客車4両による,臨時快速“SL奥久慈清流ライン号”が運転されました.
これは1934(昭和9)年12月4日に磐城棚倉—川東間が開業して水郡線が全通してから,今年2014年でちょうど80周年となることを記念して運転されたもの.水郡線で蒸機けん引による列車が運転されるのは,2012(平成24)年12月にC11 325と旧形客車で運転されて以来,約2年ぶりのこととなりました.また,水郡線でC61が運転されるのは,同線が開業して以来,初めてのことです.3日間とも比較的天候に恵まれ,水郡線沿線は2年ぶりに走る蒸機の姿を見ようと大変多くの人でにぎわいました.
なお,“SL奥久慈清流ライン号”の前運用として,“DL奥久慈清流ライン号”も常陸大子→水戸間で運転されました.DE10がけん引し,C61 20が逆向きで編成後部に連結されました.
写真:上菅谷—常陸鴻巣間にて 2014-12-6
投稿:金子 聡