山陽本線瀬野―八本松間「セノハチ」に存在する急勾配区間では,長大な編成の貨物列車を後押しする使命を課せられた補助機関車(後部補機)が存在し,これまでにさまざまな形式の車両が運用されてきました.なかでも,多くの特殊な装備を携えて,晩秋のモミジをほうふつとさせる朱色に塗られた車体を持つEF67形は,非常に印象的な存在です.現在,「セノハチ」の主の座をEF210 300番台に譲り,最晩年の時期に入りましたが,これを機に,このEF67形についておさらいをいたしましょう.開発の背景,活躍の経緯,現況とともに,EF67形について詳しく解説し,さらに今後の行く末を占います.
鉄道ファン2016年12月号の見どころ
- 特集新幹線700系
- 新車速報 「TRAIN SUITE 四季島」の試運転がスタートE001形 始動!
- 新車ガイドJR九州 BEC819系交流架線式蓄電池電車
- CAR INFO
- D51 498号機とホテルのコンセプトルームで秋を楽しむ
- 都電とバラの競演
- 注目の的,クハ115-608は今なお力走中AU13E形を搭載する「クハ115」
- 気になる国鉄形機関車
- 首都圏通勤電車ガイド東京メトロ東西線・東葉高速鉄道線編
- JR西日本吹田総合車両所 奈良支所所属103系の現状
- 221系・223系・225系に見るJR西日本 近郊形電車の「併結」と「組込み」
- 「セノハチ」で後押し一筋34年EF67形ものがたり
- 本誌名誉編集長・宮田寛之が振り返る 鉄道ファンの40年(2)去りゆくSLを見守る
- InnoTrans 2016
- REPORT東急8500系の今
- 「まい あくと」「POST」ほか 投稿記事などの見どころ
- 付録鉄道ファン Diary 2017