本書では,言語学,外国語教育の専門家が見た日本国内におけるサインプレート,つまり標識について論じられています.公共に掲示されている地域名やトイレ,バスや鉄道の乗り場などを示す案内板について見直しつつ,多くは街路の案内標示について記述されており,鉄道に関する記事は少数ではありますが,とても興味深く読み進めることができます.日本語を母国語とする日本人には難なく理解することができるサインも,外国人から見ればどう見えるか,また,同じ表記を海外ではどのようになされているのかなども述べており,知らず知らずのうちにページを繰ってしまいます.
著者 | 本田弘之・岩田一成・倉林秀男(共著) |
発行 | 大修館書店 |
仕様 | 四六判 206ページ |
定価 | 本体1800円+税 |
発売日 | 2017年7月25日 |
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