交通ブックス126.日本と中国が受注を目指してきたインドネシア高速鉄道の建設については,結局後者の案が採用されることになりました.技術では世界の最先端を行く日本がなぜ負けたのか,そこには政治的な判断とは別に,さまざまな事情があるようです.本書では,日本国内とは大きく異なる海外の鉄道プロジェクトの特徴と,その一連の流れ,技術上の課題について,国鉄に入社し,JRを退職した後,海外における鉄道建設プロジェクトに従事,その分野の第一線で活躍されている佐藤芳彦氏が詳細に解説しています.日本の鉄道の輸出の事情をよく知っておくには,これ以上のものはありません.なお,本書は代金引換により取り寄せることができます.その場合,別途代引手数料がかかります.
著者 | 佐藤芳彦 |
発行 | 成山堂書店 |
仕様 | 四六判 272ページ |
定価 | 本体1800円+税 |
発売日 | 2015年10月26日 |
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