地方における鉄道事業の経営戦略には,いくつかのパターンが見られます.線路などのインフラと輸送サービスを分けた上下分離と言われる経営方式,活性化をもたらすために地元などと協業した企画列車の運行,さらには,まったく鉄道とは異なる事業を行なう多角化,これらについて,しなの鉄道,IGRいわて銀河鉄道,青い森鉄道,肥薩おれんじ鉄道の取組みを実例として上げ,今後の事業戦略を分析します.筆者は,地域政策の専門家で,これまでにも地方鉄道問題,活性化策を多数の著作で論じられています.
著者 | 那須野育大 |
発行 | 白桃書房 |
仕様 | A5判(上製)198ページ |
定価 | 本体2750円+税 |
発売日 | 2015年10月23日 |
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