本書は,歌と鉄道から日本の近現代史を綴ったものとなっています.明治の時代から現在まで,日本の歌謡曲,ポップス,唱歌などから,鉄道を歌った歌,鉄道が情景として出てくる歌,約50曲を選び抜き,時代の順に語られています.鉄道にまつわる歌から日本の近現代史に光を当てるといった試みは,類がないものです.日本が西洋近代化路線を進んだことで,日本人は何を手に入れ,何を失ったのか,歌から浮かび上がる情景から,こうした日本人の姿をあらためて見直すことができます.
著者 | 松村 洋 |
発行 | みすず書房 |
仕様 | 四六判 288ページ |
定価 | 本体3800円+税 |
発売日 | 2015年8月11日 |
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