駅弁の掛紙を収集する方,いらっしゃいませんか.その歴史は非常長く,かつてはこの掛紙が広告媒体となっていたり,そこに名所の案内が刷られていることがあったようです.本書では,大正から昭和の初期あたりまでに発売された駅弁の掛紙をひも解くことで,当時の鉄道の事情や世相,観光地や街のようすを見ることができます.筆者は,国鉄,JR東日本,日本レストランエンタプライズに勤務され,駅弁の掛紙は,じつに1万枚以上を所蔵されているとのことです.駅弁の掛紙はカラーで掲載されており,こうした掛紙を眺めるだけでも十分に楽しむことができます.なお,本書は,『交通新聞』にて連載が続いているコラム「掛紙停車」に加筆,修正を加えたものとなっています.
著者 | 泉 和夫 |
発行 | 交通新聞社 |
仕様 | 新書判 233ページ |
定価 | 本体900円+税 |
発売日 | 2017年4月15日 |
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