交通新聞社新書 080.もと国鉄建設局の技師である筆者が語る,東京地区における鉄道の発展の記録です.上野東京ラインの開業で東京の鉄道はますます便利になりましたが,その原点は,昭和39年に国鉄が策定した「五方面作戦」であると言うことができます.本書の話題は国鉄,JRにとどまらず,周辺の民鉄(地下鉄と郊外鉄道の相互直通運転)にも言及,現在の東京を取り巻く鉄道網,ひいては人口が3200万人にのぼる大東京圏そのものを概観しています.東京地区の鉄道ネットワークの形成が,とても興味深くひも解かれた一冊です.
著者 | 髙松良晴 |
発行 | 交通新聞社 |
仕様 | 新書判 368ページ |
定価 | 本体880円+税 |
発売日 | 2015年6月15日 |
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