交通新聞社新書 079.使われなくなった車両など鉄道に関連する施設「鉄道文化財」は,常に危機的な状況にあります.保存車両として安泰と思われたものでも,すでに多くのものが廃棄されました.筆者は,かねてからこれらの保存活動に携わっており,そのむずかしさを体験されています.本書では,保存が実現した例から解体を目の当たりにした例まで,さまざまな事例を取り上げ,鉄道文化財を守るのはいかにむずかしいかが述べられています.身のまわりの貴重な車両や施設に目を向けるきっかけになれば,それは筆者にとって望外の幸いに違いないでしょうし,わが国の「鉄道文化財」の保護に通じることになるでしょう.
著者 | 笹田昌宏 |
発行 | 交通新聞社 |
仕様 | 新書判 192ページ |
定価 | 本体800円+税 |
発売日 | 2015年4月 1日 |
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