平成26年11月に逝去されたレイルウェイ・ライター,種村直樹氏の著作から,とくにローカル線,鈍行列車といったテーマを綴った作品をピックアップ,1冊にまとめた選書です.1970~1980年代に記述されたものばかりで,すでに廃止されたなつかしい国鉄の時代の路線が多数収録されており,いずれも魅力たっぷりに,車窓,駅,車内,駅頭などの風情が描かれています.
種村氏の著作に影響を受け,この年代に旅された方は当時を振り返る手立てとして,当時を知らない読者のみなさんは鉄道が生き生きと輝いていた時代を興味深く知る手立てとして,本書をぜひ手にとってください.すでに廃止された路線が多く述べられていますが,今も乗ることができるかのような描写は,種村氏ならではのものといえるでしょう.
著者 | 種村直樹 |
発行 | 実業之日本社 |
仕様 | 四六判 308ページ |
定価 | 本体1800円+税 |
発売日 | 2015年2月28日 |
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