小田急電鉄線沿線の開発や歴史について,その人々や土地にまつわる話を通じて知ることができる一冊です.これは,本書の著者が教授として勤務している専修大学の講義「現代日本経済史Ⅰ」向けに作成した講義ノートをまとめたものなのだそうで,日本経済史の分野を,これを受講する学生により身近に感じてもらうために,この大学の生田キャンパスの近くを通っている小田急電鉄線沿線の地域に的を絞って論じられているようです.類書がなく,私鉄,とくに小田急電鉄線を愛好し研究する向きにも,格好の一冊として,お薦めいたします.
著者 | 永江雅和 |
発行 | クロスカルチャー出版 |
仕様 | A5判 176ページ |
定価 | 本体1800円+税 |
発売日 | 2016年3月31日 |
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