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京阪 最後の天満橋ゆき列車に行先表示板を掲出

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2008年10月10日掲載

京阪電気鉄道株式会社では,中之島線の開業にともない,2008(平成20)年10月19日(日)に京阪線のダイヤ改正を実施します.
 これまで京阪本線は,萱島駅から西方面が複々線構造で,複線が淀屋橋に達する一方,残りの複線は天満橋までとなっていたことから,大阪市内に入る列車は淀屋橋ゆきと天満橋ゆきが存在しました.このたび,天満橋で止まっていた2線を延伸する形で中之島線が完成したことから,天満橋どまりの列車はダイヤ上から姿を消すことになります.
 京阪電車は1910(明治43)年に天満橋—五条間で営業運転を開始したことから,天満橋ゆき列車は京阪電車の原点と言えます.そこで,2008(平成20)年10月18日(土)15時14分出町柳駅発,16時53分天満橋駅着の最終天満橋ゆき普通列車に,自動の行先表示器が全列車に完備されている現在では,通常使用しない「天満橋」と行先を表記した行先表示板を掲出し,運転することで花道を飾ることにしました.
 さらに,当日天満橋駅では,年内に引退が決定している往年の特急車両1900系が16時29分天満橋発萱島ゆきの区間急行として,通常運用の使用としては最終運転を行なうことになっており,懐かしい風景が行き交うことになります.
 また,開業時のもう一方の始発駅であった五条駅も,19日(日)から清水五条駅に改名されることが決定しており,2008(平成20)年10月18日(土)は,京阪電車にとって一つの区切りの日となります.

運転日 2008(平成20)年10月18日(土)
運転時刻 出町柳駅15時14分発→天満橋駅16時53分着(普通列車)
編成 7両編成
そのほか 行先表示板の掲出イメージは,京阪電気鉄道の報道発表資料(PDFファイル)をご覧ください.
※使用する車両形式などは,当日の運用により異なる場合があります.
※なお,天満橋駅が始発駅になる最終の列車は,同日17時07分天満橋発三条ゆき普通となります.
ご案内 京阪電気鉄道WEBサイト