鉄道ファン2024年5月号(通巻757号)
『鉄道ファン』2024年5月号
2024年3月21日発売
定価1250円(税込)

鉄道アーカイブシリーズ 信越本線の車両たち 山線篇

信越本線の車両たち 山線篇

1990年代から現在に至るまでに活躍した国鉄形車両を中心に,一部,JRの近年の新形車両なども含めたかたちで,さまざまな車両の足跡を,路線や形式ごとにその走行の光景で紹介するシリーズの一つです.今回は,一部の区間が廃止,第三セクターの路線となった信越本線のうち,「山線」と称され,北陸新幹線長野~金沢間の開業にともない第三セクターの路線となった長野~直江津間を走行した列車の映像を中心として,115系,183系,189系,485系などが登場しています.115系は,長野総合車両センターに所属し,長野~直江津間の運用に就いた長野色の車両,そして,新潟車両センターに所属し,妙高高原,二本木~長岡間の運用に就いた新潟色の車両が収録されています.なお,新潟色の車両は,白色の地に緑色と黄緑色の帯が巻かれた2次新潟色のものと,白色と青色系による配色となった3次新潟色のものが混在しており,一部の車両は湘南色に戻されたものもありますが,これらについても一部が収録されています.183系,189系については,長野総合車両センターの車両で長野~直江津間にて運転された“妙高”の映像が収録されており,国鉄特急色に戻されたN101編成や,大宮総合車両センターから転属してきたN104編成の運用,イベントで走った“あさま”の映像も収録されています.485系は,新潟車両センターに所属している上沼垂色の車両を中心として,新井~新潟間で運転された快速“くびき野”のほか,急行“能登”や快速“ムーンライトえちご”の車両として改造された国鉄特急色のK1編成とK2編成,北海道向けにつくられた1500番台車を組み込んだT18編成の映像が,収録されています.これらのほかにも,ジョイフルトレイン「NO・DO・KA」,そして24系客車の回送,3月7日に運転された信越本線にまつわるイベント列車の様子も収録されています.さらに,映像特典「クハ47・68・伊那松島・豊橋機関区映像(8mmフィルム撮影)」もあります.なお,一部で古い映像素材を編集したものとなっているため,見苦しい点があります.

収録時間約122分
発売アネック
価格3619円+税
発売日2015年6月25日
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