E233系1000番台の投入にともない余剰となった209系0番台は，順次長野総合車両センターへ配給輸送されている．
　配給輸送される編成は，まず南浦和電車区から東大宮操車場へ自力回送される．自力回送のルートは南浦和→（京浜東北線・山手線経由）→大崎→（山手・東北貨物線経由）→東大宮．

▲東大宮操車場へ回送されるウラ20編成
新大久保にて　 2008-11-19　写真：渡辺 亮太（千葉県）

東大宮から長野総合車両センターへの回送にあたって，パンタグラフの集電舟が取り外される．これは回送ルートとなる中央本線に存在する，狭小トンネルをそのままでは通過できないため．また，209系は電気指令式空気ブレーキを装備するため，電源を供給する控え車としてクモヤ145を機関車との間に連結し，双頭式連結器を装備するEF64形1000番台にけん引され，長野総合車両センターへ回送される．

▲長野総合車両センターへ配給輸送されるウラ13編成
すずらんの里—青柳間にて　 2008-9-9　写真：平形 将尚