鉄道ファン2026年12月号(通巻788号)
『鉄道ファン』2026年12月号
2026年10月21日発売
特別定価1480円(税込)

GKデザイン総研広島,嵯峨野観光鉄道の新形トロッコ列車のデザインを監修

GKデザイン総研広島,嵯峨野観光鉄道の新形トロッコ列車のデザインを監修

嵯峨野観光鉄道が導入する新形トロッコ列車(けん引車DEC743形・客車SK1000系)が完成し,2027(令和9)年3月1日(月)にデビューすることが発表された.今回の新形車両においては,GKデザイン総研広島がデザイン監修を手がけている.

GKデザイン総研広島,嵯峨野観光鉄道の新形トロッコ列車のデザインを監修

 GKデザイン総研広島は,1991(平成3)年の開業以来親しまれてきた嵯峨野トロッコの魅力を改めて見つめ直し,「保津峡の渓谷美」,「ノスタルジックな旧山陰線の汽車旅」,「嵯峨野・嵐山の洗練された『ひなび』風情」の3つが複合しあう世界観をデザインのコンセプトに掲げた.

GKデザイン総研広島,嵯峨野観光鉄道の新形トロッコ列車のデザインを監修 GKデザイン総研広島,嵯峨野観光鉄道の新形トロッコ列車のデザインを監修

 外観のデザインでは,貨車がもつ力強さや洗練された「ひなび」感を黒色基調で表現しつつ,従来の赤色と黄色をアクセントカラーとして配すことで,これまでの嵯峨野トロッコらしさをしっかりと継承している.

GKデザイン総研広島,嵯峨野観光鉄道の新形トロッコ列車のデザインを監修 GKデザイン総研広島,嵯峨野観光鉄道の新形トロッコ列車のデザインを監修

 内装においては,全車両にこれまでにない大形の窓や天窓が採用されている.車窓に広がる美しい景観を最大限に際立たせるため,柱や窓枠は黒で統一したほか,座席や床には汽車旅の雰囲気を演出する木質素材が用いられている.
 4号車には縁台のような畳席から迫力ある前面眺望も楽しめるプレミアムキャビン「嵐峡(らんきょう)」を新たに設ける.

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 シンボルグラフィックは沿線の風光明媚な保津川の流れ,紅葉,桜に加え,国の登録有形文化財にも認定されている明治期のトンネルをモチーフにデザインされた.車両先頭部のエンブレムの周囲には,嵐山の竹林を象徴する笹の葉を表す模様が描かれている.

画像はすべてGKデザイン総研広島提供

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