鉄道ファン2026年9月号(通巻785号)
『鉄道ファン』2026年9月号
2026年7月21日発売
特別定価1400円(税込)

嵯峨野観光鉄道,新トロッコ列車の試運転を2026年8月以降に開始

嵯峨野観光鉄道,新トロッコ列車の試運転を2026年8月以降に開始

嵯峨野観光鉄道は,2027(令和9)年春の運行開始に向けて製作中の新たなトロッコ列車について,2026(令和8)年8月以降に試運転を開始すると発表した.

 新たに導入される車両は,けん引車1両と客車4両を合わせた計5両で1編成を構成する.客車の製作は,JR西日本グループの株式会社JR西日本テクノスが担当している.
 車両デザインのコンセプトは「保津峡の渓谷美」×「ノスタルジックな旧山陰線の汽車旅」×「嵯峨野・嵐山の洗練された『ひなび』風情」で,デザイン監修はGKデザイン総研広島が担当する.
 一般車(1〜4号車)は保津峡の景色への没入感を高めるため,柱や窓枠を黒で仕上げ,天井や側面をガラス張りとした開放的な車内としている.4号車の一部にはグループで利用できる縁台型の座席を備えた特別室が設置される.

嵯峨野観光鉄道,新トロッコ列車の試運転を2026年8月以降に開始

 安全・安定性や快適性の面では,車体衝突時の安全対策やモニタ装置採用による異常検知・故障時の乗務員支援を行なうほか,乗り心地の向上,座席間隔・通路幅の拡大,日本語・英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語の4ヵ国語対応車内表示器が設置される.
 ロゴ・シンボルマークは従来のエンブレムを継承しつつ,「紅葉」「桜」「清流」「土木遺産のトンネル」「笹の円環(竹林)」を織り交ぜたデザインとなっている.
 運行に関する今後の詳細な情報は,公式WEBサイトなどで順次発表される.なお,現在運行している車両は,2026(令和8)年の営業運転をもって引退する予定.

写真はすべてJR西日本提供

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