筑豊電気鉄道は,新形車両「7000形」を2027(令和9)年3月に導入すると発表した.
現在,筑豊電気鉄道で運行されている車両の多くは3000形であり,60年以上が経過した車両装置が使用されている.これにともない,取替部品の製造終了による部品調達の困難さなど,車両の老朽化対策が課題となっていた.
新たに導入される7000形は,アルナ車両が製作を担当する.3車体3台車の超低床式電車で,駅ホームから車両床面までの段差がなく,乗降口のステップや床面の段差もないバリアフリー設計となっている.
車内照明や前照灯にLEDを採用するほか,高効率なVVVFインバータ制御装置と電力回生ブレーキを搭載することで,既存の3000形と比較して消費電力量を約50%削減する.
車両定員は,3000形の96名から16名増加し,112名(座席数44名)となることで,ラッシュ時間帯における輸送力の増強を図る.
外観デザインは,シンプルなメタリックカラーを基調とし,正面にブラックを回り込ませてひとつの⼤きな窓に⾒せることで,斬新で開放的,存在感が際⽴つようなデザインとしている.車体側面には筑鉄(Chikutetsu)の頭文字である「C」をイメージしたラインを加えている.
正⾯曲⾯ガラスを採⽤することで,「やさしさ」と,有彩⾊が外周を⼀回りするデザインで⼀体感を出し,沿線地域との「つながり」を表現している.
車体カラーには,新形車両導入にあたり支援を行なった福岡県・沿線3市の花として,遠賀川の菜の花,北九州市のひまわり,中間市のパンジー,直方市のチューリップにちなんだ「Flower yellow(フラワーイエロー)」を採用する.
内装は,「地元の電⾞という安⼼感」を感じられるよう,家の中のリビングのようにくつろげるモダンなインテリアとし,グレーやベージュを基調とした落ち着いた⾊調と,やわらかい質感の座席を配置する.大形窓の採用や通路幅の確保,視界を遮らないシンプルなレイアウトによって空間を広く見せる工夫を施す.
画像はすべて,にしてつグループ提供












