鉄道ファン2026年8月号(通巻784号)
『鉄道ファン』2026年8月号
2026年6月19日発売
特別定価1400円(税込)

東京メトロ,線路設備モニタリング装置搭載車両「ぱとれーる」のシンボルキャラクターは「もぐぱくん」に

東京メトロ,線路設備モニタリング装置搭載車両「ぱとれーる」のシンボルキャラクターは「もぐぱくん」に

東京地下鉄(東京メトロ)は,線路設備モニタリング装置搭載車両「ぱとれーる」のシンボルキャラクターを「もぐぱくん」に決定したと発表した.

 同社では,従来の周期的なメンテナンスから,状態基準保全(CBM: Condition Based Maintenance)への移行を進めている.その一環として,営業列車が走行しながら自動で線路の状態を計測・記録する「線路設備モニタリング装置」の導入を図っている.これにより,従来は人員が現場で行なってきた線路点検の一部が自動化され,現場作業の削減や夜間作業の効率化が可能となる.また,高頻度で収集されるデータを活用して異常の兆候を早期に捉え,保守作業を確実かつ効率的に進めることを目的としている.
 この鉄道の安全運行を支える保線業務や技術的取組を発信するため,「走りながらレールを見守る相棒」をテーマに掲げ,2026(令和8)年2月4日(水)から3月27日(金)にかけてキャラクターを公募した.社内選考委員会による審査の結果,最優秀作品1点と優秀作品5点が選出された.

東京メトロ,線路設備モニタリング装置搭載車両「ぱとれーる」のシンボルキャラクターは「もぐぱくん」に

 最優秀作品に選出されたツナシマハジメ氏作の「もぐぱくん」は,地下にもぐって活動するモグラをモチーフにしたキャラクターである.東西線カラーのメガネが「軌道材料モニタリング装置」を,鼻が「軌道変位モニタリング装置」を,手足が「車輪」を表すデザインとなっており,暗い場所での設備点検やレーザーによるレールのゆがみチェックといった,地下設備を守る同社の保線業務の特徴を表現している.審査では,発想の分かりやすさと親しみやすさが評価された.
 「もぐぱくん」は,2026(令和8)年度下期から東西線で営業運転を開始する「ぱとれーる」の車体ラッピングに活用される.ラッピングが施されるのは,先頭・最後尾車両(1号車・10号車)と,線路設備モニタリング装置を搭載する4号車の計3両.
 キャラクターデザインについては現在商標登録出願中であり,同社は今後,広報物やイベント,WEB媒体など多様な施策への展開を進め,鉄道の安全を支える技術的取組の認知拡大を図るとしている.

画像はすべて東京メトロ提供

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