JR九州は,クルーズトレイン「ななつ星in九州」の夏季制服をリニューアルすると発表した.
今回のリニューアルは,近年の夏の暑さを踏まえ,クルーの労働環境の快適性と機能性の両立を図る目的で行なうもの.車内に新設された茶室など,多様なサービスシーンに対応する仕様となっている.
一部の装いには,福岡県南部の伝統工芸である「久留米絣」が採用された.生地は八女市の織元「下川織物」が製造したもので,糸を先に染めてから100年前の豊田自動織機を用いて製織されている.すでに導入されている車内ルームウェアにも久留米絣が使用されており,意匠の連続性がもたされている.
白シャツには,経糸にコットンと高機能ポリエステルの混紡糸,緯糸に伸縮性のある特殊ポリエステルを使用した生地が選定された.吸汗速乾性を備え,洗濯時にもシワになりにくい特徴を持つ.一般的なストレッチ素材に用いられるポリウレタンを使用せず,素材自体の構造によって伸縮性を持たせている.
ジャケット,パンツ,羽織には,3層構造(表・接結・裏)の丸編みニット生地が採用されている.高いストレッチ性と吸汗速乾性を備えている.また,白・黒ともに染色を行わない生地を使用することで,製造工程におけるエネルギー使用を抑え,環境負荷の低減にも配慮している.
デザインは,これまで同列車の車両デザインなどを手がけてきたドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏が担当した.製作は,同列車の客室用ナイトウェアやブランケットなどの車内装備品を手がける株式会社 Next Brandersが担当している.
着用開始日は2026(令和8)年7月14日(火)で,2026(令和8)年度については10月30日(金)までの着用を予定している.
このほか,「ななつ星in九州」公式YouTubeチャンネルでは,今回の新制服に関するイメージムービーが公開されている.
画像はすべてJR九州提供













