写真:JR九州883系 松本洋一撮影 大分車両センターにて 2008-7-11(取材協力:JR九州)
JR九州は,安全で快適な輸送サービスの提供を目指す「鉄道アップデート計画」の第1弾を発表した.
▲883系 リニューアル後の客席イメージ
▲883系 リニューアル後のコモンスペースイメージ
これは,2025(令和7)年4月1日(火)に実施した運賃・料金改定にともなう各種取組の一環として,車両や駅設備の更新,デジタルサービスの導入計画を実施するもの.
特急列車については,博多—大分間を結ぶ特急“ソニック”などで運用されている883系(青いソニック)の客室内リニューアルを実施する.2027(令和9)年春ごろから順次運行を開始する予定で,座席の取替や床の張替,客室内の塗装変更,コモンスペースの刷新が行なわれる.
▲特急列車の車いすスペースの整備イメージ
あわせて,783系・883系・787系を対象とした空調装置の更新を2026(令和8)年7月ごろから,883系・885系・787系・783系を対象としたトイレのリニューアルを2026(令和8)年6月ごろから順次開始する.
バリアフリー対応としては,883系・885系・6両編成の787系を対象に,仕切り板やコンセント,手すり,荷物掛け,SOSボタンを整備した車いすスペースの導入を,2026(令和8)年秋ごろから順次進める.
写真:JR九州YC1系 編集部撮影 南福岡車両区竹下車両派出にて 2018-10-5(取材協力:JR九州)
普通・快速列車については,唐津・北九州地区に近郊形ディーゼルエレクトリック車両「YC1系」を2027年度末ごろと2028年度末ごろに追加投入する.
▲307系キューポちゃん仕様のデザイン
▲501系キューポちゃん仕様のデザイン
筑肥線(筑前前原—西唐津間)では,現行の103系(5編成)の定期運行を終了し,もと東京臨海高速鉄道70-000形を改造した「307系」(2両編成×5本)を2027(令和9)年春に導入する.
山陽本線・鹿児島本線(下関—小倉)では,現行の415系の置換えとして,もとJR東日本のE501系をベースに改造を施した「501系」(4両編成)を2028(令和10)年春に導入する.なお,307系と501系は各1編成ずつ,キャラクター「キューポちゃん」仕様のデザインを採用する.
▲駅トイレのリニューアル例
駅設備については,2024(令和6)年度から進めている駅トイレのリニューアル計画「恋するトイレプロジェクト」にもとづき,2026(令和8)年度は新たに鹿児島本線のスペースワールド駅や古賀駅,日豊本線の別府駅など計8駅で工事を予定している.
▲駅モニタのリニューアル例
改札口やホームに設置されている運行情報モニタについても,遅れや発車順序,停車駅などを確認できる高機能タイプを2026(令和8)年度に鹿児島本線の門司港,小倉,黒崎,折尾,鳥栖など18駅で順次更新を進める.
▲「SUGOCA」のモバイルICサービスのイメージ
乗車サービス面では,交通系ICカード「SUGOCA」のスマートフォン対応を開始する.2027(令和9)年春から,JR西日本が運営する「モバイルICOCA」のシステムを通じてモバイルICサービスを提供する予定.これにより,スマートフォン上のアプリ操作でクレジットカード決済によるチャージや通勤・通学定期券の購入が可能となる.
あわせて,交通系ICカードのエリア外の駅でもアプリ画面を係員に提示することで利用できる「みせるモバイル定期券」サービスも開始し,定期券の購入可能範囲を拡大する.
このほか,2027(令和9)年を目標にJR貝塚駅の開業準備を進めている.今回の取組に関する進ちょくや続報は,2026(令和8)年秋ごろに発表される予定.
詳しくは,JR九州ニュースリリースに掲載されている.
一部画像はJR九州提供













