▲北品川駅新駅舎 海側のイメージ(旧東海道側)
京浜急行電鉄は,本線の泉岳寺—新馬場間(約1.7km)の連続的立体交差化(高架化)事業にともない,新たに整備される北品川駅の駅舎デザインを決定したと発表した.
連続立体交差事業による線路の高架化にともない,地上レベルでは東西の道路や街並み,人々の往来が接続され,新たな空間を創出する.新駅舎は「まちとまち、人と人とをつなぐ駅。」を施設コンセプトとし,「まち×あい」として「街×合 連立事業によって線路で分断されていた街と街が出合う」,「待×会 使いやすい駅で人々が待ち会い、集う」,「街×愛 時代・人をつなぐ、北品川らしさを持った駅づくり」の3つのコンセプトが含まれている.
▲北品川駅新駅舎 山側のイメージ(国道15号側)
駅舎のデザインは品川区景観計画をベースに策定されており,旧東海道の街並みと整合した設計とする.地上とホーム階の間には軒を設置するほか,格子高窓のガラス面には伝統的な吉祥文様の「青海波」をモチーフにしたデザインが施される.
デザインの決定に至るプロセスでは,2024(令和6)年度から地域住民との意見交換会を実施してきた.住民からは,旧東海道に沿って走る京急の景観維持,港区と品川区の区境かつ旧東海道の玄関口という立地を踏まえた宿場町に相応しい駅舎の整備,外国人利用者を意識した日本文化の発信,および歴史・文化の伝承を求める意見が挙がっていた.
2025(令和7)年年9月1日(月)から30日(火)まで実施された駅舎デザイン(案)への意見募集では,旧東海道の街並みとの調和や落ち着いた雰囲気と見栄えが良い点や,江戸らしさが表現されている点について肯定的な意見が出された.
同時に,ガラス張りとなるホームにおける暑さ対策や盗撮などの防犯対策を求める声,青海波以外の和文様の検討を求める指摘も寄せられ,これらを踏まえた検討が行なわれた.その後,2025(令和7)年11月から2026(令和8)年1月にかけて品川区景観審議会への付託を経て,今回の駅舎デザインの発表となった.
画像はすべて京浜急行電鉄ニュースリリースから












