鉄道ファン2026年7月号(通巻783号)
『鉄道ファン』2026年7月号
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東武スカイツリーライン 越谷駅駅舎のリニューアル工事が完了
〜6月30日から供用開始〜

東武スカイツリーライン 越谷駅駅舎のリニューアル工事が完了

▲コンコース

東武鉄道は,東武スカイツリーラインの越谷駅駅舎リニューアル工事が完了し,2026(令和8)年6月30日(火)から供用を開始すると発表した.

 リニューアルは2022(令和4)年から段階的に進められており,今回は高架下の商業施設「EQUIA(エキア)越谷」第III期エリアのオープンにあわせて,改札内コンコースを刷新した.
 今回のリニューアルでは,役割を終えた素材を廃棄せずに新たな価値を与える「アップサイクル」に取り組んだ.駅施設において木の古材を利用するのは,東武鉄道として初の試みとなる.
 改札内コンコースの柱の仕上げには,2025(令和7)年度に実施された佐野線 葛生駅のホーム屋根改修時に発生した木材を再利用している.解体時に1本ずつ,ていねいに取り外された柱材を短冊状に切り分け,表面を仕上げることで,タイル状の素材として越谷駅の柱に取り付けた.今回は葛生駅で回収された材の約40%を活用しており,残りの古材についても今後の活用方法を検討している.

東武スカイツリーライン 越谷駅駅舎のリニューアル工事が完了

 柱の装飾には,かつて越谷市の風景を彩った藍染め技法「籠染め」の型を再利用した,内照式のオブジェ「籠染灯籠」を組み合わせた.これは日本最後となった中野形染工場(現在は休業)の籠染めで実際に使われていた真鍮(しんちゅう)製の型をそのまま使用したものである.ほかの駅の古材と地元の伝統技術を融合させることで,環境負荷の低減を図りつつ,地域の特色と歴史を継承する駅空間となっている.
 コンコース内は約1100㎡を改修し,内外装の改修だけでなく,階段の2段手すり化をはじめとするバリアフリー化もあわせて実施している.

東武スカイツリーライン 越谷駅駅舎のリニューアル工事が完了

 利用者にこれらの取組を伝えるため,改札内コンコースの柱には,葛生駅の風景や木材加工のようすや籠染灯籠との関わりを紹介するポスター(アピールパネル)を設置する.また,本工事の内容や柱リニューアルのようすについては,東武鉄道公式Instagramアカウント「@TOBU_GOOD_LOOP」でも順次発信していく.このアカウントでは,東武鉄道の鉄道建築におけるサステナビリティに関する取組を発信する.

画像はすべて東武鉄道ニュースリリースから

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