鉄道ファン2026年6月号(通巻782号)
『鉄道ファン』2026年6月号
2026年4月21日発売
定価1300円(税込)

西武鉄道,10000系を改造した新たな観光特急を導入へ

西武鉄道,10000系を改造した新たな観光特急を導入へ

▲大河原邦男氏直筆のイメージ図

西武鉄道は,新宿線で運行している10000系「ニューレッドアロー」1編成をリニューアルし,2028(令和10)年度から西武新宿—本川越間を結ぶ新たな観光特急として運行を開始すると発表した.

 10000系「ニューレッドアロー」は,西武鉄道初の特急車両である5000系「レッドアロー」の後継車両として登場し,1993(平成5)年から新宿線の特急“小江戸”として運行を開始した.
 2027(令和9)年春の新形特急車両「トキイロ」の定期運行開始にあわせて現在の定期運行を終了し,1編成を対象に大規模なリニューアル工事を実施し,2028(令和10)年度から新宿線を走る「観光特急」として運用を開始する.

西武鉄道 10000系5次車

▲リニューアルの対象となる10000系5次車  編集部撮影  南入曽車両基地にて  2003-3-10(取材協力:西武鉄道)

 車両デザインは,アニメ「機動戦士ガンダム」などのメカニックデザインで世界的に知られる大河原邦男氏が担当する.西武鉄道は,連続立体交差事業などにより進化を続ける新宿線の新たなシンボルとして,大河原氏の持つ「洗練された機能美」と「温かみ」を融合させたデザインがふさわしいと判断し,この監修を依頼した.なお,大河原邦男氏が鉄道車両の外装・内装デザインを一貫して監修するのは,今回が初めてとなる.
 リニューアル後の車内は,一般席に加えて半個室やソファ席を設けることで特別感のある客室空間を創出するほか,新たにバーカウンターを設置して軽食やドリンクを提供する.
 リニューアルの対象は,環境負荷の少ないVVVFインバータ制御を搭載した10112編成(7両)とする.大河原氏ならではの独創的でアイコニックなデザインと特別感のある客室空間を融合させ,移動そのものを楽しめるサービスを融合させることで,移動そのものを楽しめる列車を提供することを目指す.
 なお,車両名称やサービスの詳細については,決まり次第改めて発表される予定.

一部画像は西武鉄道ニュースリリースから

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