鉄道ファン2026年6月号(通巻782号)
『鉄道ファン』2026年6月号
2026年4月21日発売
定価1300円(税込)

385系E1編成が登場

385系E1編成が登場

JR東海の新形特急車両385系E1編成(量産先行車・8両編成)が日本車両から出場し,2026(令和8)年4月18日(土)深夜から19日(日)早朝にかけて,飯田線・東海道本線・中央本線(豊川→豊橋→関ケ原→多治見→名古屋→神領)で試運転を実施,試運転終了後は神領車両区に収容されました.
 今回登場した385系E1編成は,名古屋基準・東京(塩尻)方から,クロ385-1+モハ385-1+サハ385-1+モハ385-101+モハ385-201+サハ385-101+モハ385-301+クハ384-1の順に連結・組成されており,8両のうち,クハ384-1,モハ385-301の2両が川崎車両製,その他グリーン車を含む6両が日本車両製となっています.
 現在,特急“しなの”などに使用されている383系の取替を見据えて製作された385系E1編成は,信濃・木曽・美濃地区の「豊かな自然と文化の調和」をデザインコンセプトに,エクステリアデザインとして「アルプスを翔ける爽風(そうふう)」をテーマに,アルプスのやまなみを颯爽と駆け抜けていく風をイメージしているとのことです.
 両先頭車は,四季を彩る自然の景観に恵まれた中央本線を味わう旅が演出できるよう,大形前面窓ガラスを採用し,前面展望が可能な構造となっています.また,8両編成中・4両(1号車,3号車,6号車,8号車)の車体側面に配置されたシンボルマークは,「信濃・木曽・美濃地区の森林」を緑のグラデーションで表現しているほか,緑を基調とした大きなカーブと3つのラインは「沿線の針葉樹」,オレンジのカーブは「国内最速で曲線を走行するスピード感」を,それぞれ表現したものとなっています.
 385系E1編成は今後,車両装備の特徴のひとつである次世代振子制御技術などの確認をはじめとした各種走行試験を実施予定で,量産車については,2029(令和11)年度ごろの営業開始を目指しています.

写真:大曽根—新守山間にて 2026-4-19
投稿:志摩 敬

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