
▲リニューアルされた京成中山駅
京成電鉄は,本線の京成中山駅・京成大和田駅,千葉線の新千葉駅におけるリニューアル工事について,2026(令和8)年3月31日(火)に完了したと発表した.
今回のリニューアルは「~人と環境にやさしい駅へ~」をコンセプトに掲げ,SDGsの観点から一部内装へ古材を再利用したほか,地域の歴史や景観を取り入れたデザインの採用,千葉県産木材の使用など,地域社会との連携を強化している.リニューアルにあわせて,耐震補強工事やバリアフリー化も実施され,利用者の安全性と利便性の向上が図っている.
▲設置されたデザイン照明
京成中山駅では,中山地域の歴史ある景観と現代の街並みを融合させたデザインを採用した.内装は茶色・木目調を基本とし,外装には参道の石畳を想起させるグレー調を用いることで重厚感を演出している. 改札内には,中山法華経寺および参道を想起させるデザイン照明が配置され,これは沿線で60年以上照明器具を扱ってきた地元企業によって制作された.
▲耐震補強されたホーム上家
市川市の「なかやま参道にぎわいプロジェクト」と連携し,今昔の駅周辺の写真掲示を行っている.安全面では,駅舎の建替えによる耐震化に加え,ホーム上家の耐震補強や構内踏切を廃止した.
▲改札内木製ルーバー
京成大和田駅の内装には,近くを流れる花見川の水面の揺らめきや木々のイメージを取り入れ,地域の自然美を表現している.SDGsの推進として,上りホーム壁面のアクセントボードには,大佐倉駅のバリアフリー化工事にともない解体された木製ベンチの古材を再利用している.
▲古材使用アクセントボード
千葉県の「ちばの木ふれあい空間創出事業」を活用し,県産木材を使用した木ルーバーを改札内に設置している.同駅が2026(令和8)年度に開業100年目を迎えることあわせて,八千代市と連携した過去の駅周辺写真の掲示も実施している.リニューアルにあわせて,ホーム上家の耐震補強工事も完了している.
▲リニューアルされた新千葉駅
新千葉駅では,周辺の地域性に配慮し,近隣の西登戸駅や千葉中央駅との連続性を持たせたデザインとした.
▲新設されたスロープ
駅舎は閑静な住宅街に馴染む茶色・木目調,こ線橋はグレー・木目調のデザインで構成されている.今回の工事ではバリアフリー整備が重点的に行なわれ,エレベータやバリアフリートイレ,スロープを新設することで,段差が解消された「バリアフリールート」を確保している.
▲耐震補強されたこ線橋
安全性向上のため,駅舎やホーム上家の建替えによる耐震化と,こ線橋の耐震補強工事もあわせて実施している.
写真はすべて京成電鉄提供















