
▲美装化したこ線橋通路の外装
南海電気鉄道は,南海本線・加太線の紀ノ川駅で進めてきたバリアフリー化工事と,こ線橋の美装化工事が完了したと発表した.
▲整備内容
今回の整備は,高齢者や車いす・ベビーカーを利用者をはじめ,誰もが利用しやすい駅環境を整えることを目的としている.
移動の安全性と利便性を高めるため,上り・下りホームを結ぶこ線橋にエレベータを新設したほか,既存のスロープの勾配をゆるやかに改修した.階段の両側には2段の手すりを設置し,段差部分には視認性を高める黄色いラインを施すことで安全対策を強化している.なお,新設されたエレベータは,2026(令和8)年3月25日(水)9時から供用を開始する.
駅施設においては,幅広の改札機を導入するとともに,券売機の足元に車いす用のスペース(蹴込み)を確保し,手で触れて確認できる案内板を設置するなどの改良を図る.スロープなどの整備箇所については,エレベータの稼働に先立ち供用を開始している.
▲こ線橋の内装(美装化後)
こ線橋の美装化もあわせて実施され,内外装は地域を象徴する「紀ノ川」をモチーフとして,明るく開放的で親しみやすい空間へと刷新している.特に天井部分は,シルバーを基調としたルーバーにホワイトのラインを配することで,紀ノ川の流れが絞られ,やがて広がっていくようすを抽象的に表現している.
また,あえてわずかな非対称性を取り入れることで,治水の歴史とともに地域の暮らしを支えてきた紀ノ川の雄大さと奥行きを感じさせるデザインとなっている.
画像はすべて南海電気鉄道提供













