鉄道ファン2026年4月号(通巻780号)
『鉄道ファン』2026年4月号
2026年2月19日発売
定価1300円(税込)

日立レール,イタリア・トリノ地下鉄2号線の車両・信号システムを受注

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日立レール,イタリア・トリノ地下鉄2号線の車両・信号システムを受注

日立製作所の鉄道システム事業を担う日立レールは,イタリア共和国のトリノ地下鉄2号線(レバウデンゴ—ポリテクニコ区間)において,車両や信号システムの設計・供給を行なう契約を,インフラ・トー社と締結したと発表した.本プロジェクトは,日立レールが革新的な完全自動化地下鉄システムの開発における技術パートナーとしての取組を一層強めるものとなる.
 今回のプロジェクト総額は,約4億8160万ユーロ(約888億円)で,内訳は,レバウデンゴ—ポルタ・ヌオーヴァ区間の基本契約分として3億8850万ユーロ(約716億円),将来的に行使される可能性があるポルタ・ヌオーヴァ—ポリクリニコ区間のオプション契約分として9310万ユーロ(約172億円)となっている.
 最終的にトリノ地下鉄2号線は,全長約28km,全31駅の規模となる計画であり,すべての車両がイタリアで製造される予定.最初の区間については,2033(令和15)年までの開業を目指している.
 導入される車両は,車いす利用者向けスペース2ヵ所や自転車スペース4ヵ所を備え,最大404名の輸送能力を確保する.技術面では,現在実用化されている中で最高水準の自動化技術である「GoA4(自動化レベル4)」に対応した最新世代のCBTC信号システムが導入され,列車の発進・停止・ドア操作を含む完全無人運転が可能となる.
 高度なデジタル資産管理ソリューション「HMAX for Rail」を搭載し,AIとエッジコンピューティングを用いて車両や路線のデータをリアルタイムで分析することで,鉄道パフォーマンスの最大化とコストの最適化を実現する.

各金額は1ユーロ=184.4円で換算
記載の会社名,製品名は,それぞれの会社の商標もしくは登録商標です.
画像:日立製作所提供

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