鉄道ファン2026年4月号(通巻780号)
『鉄道ファン』2026年4月号
2026年2月19日発売
定価1300円(税込)

227系500番代V01編成・H7編成・H8編成が登場

227系500番代V01編成・H7編成・H8編成が登場

JR西日本では,2026(令和8)年2月26日(木),近畿車輌で製造された山口地区向け227系500番代V01編成(3両編成)と,岡山地区向け227系500番代H7編成,H8編成(ともに2両編成)を連結した7両編成が,試運転を兼ねて岡山方面に回送されました.
 今回初登場となる山口地区向け227系500番代の車両愛称名は「Kizashi(きざし)」で,V01編成の車両番号は岡山地区向け227系500番代の続番が付番されており,片町線貨物支線(城東貨物北連絡線)内基準・吹田貨物ターミナル方からクモハ227-585+モハ226-585+クモハ226-585となっています.
 現在115系が主力として活躍する山陽本線山口地区(岩国~下関間)への新形車両投入は45年ぶりとのことで,車両愛称名の由来として,古語において「山口」という言葉は「物事の始まり」や「前兆」を意味することから,新しい車両の導入が山口地区に「新たな変革」をもたらすよう,人々の暮らしや旅に「良いこと(吉事・好事)」が起こるよう,また,その「きざし」となるようにとの想いが込められているとのことです.
 車両デザイン・外装色は,幕末・明治維新の時代に高杉晋作,木戸孝允など,多くの志士を排出した山口地区(かつての長州藩)の車両であることから,「維新の陽光」をコンセプトに夜明け前の「漆黒」と,闇を切り裂き,一変させる「光・光条(一変させるパワー)」のほか,現代における山陽本線山口地区沿線の「幻想的な光(秋芳洞・錦帯橋のライトアップ・周南の夜景)」などをイメージした「黒色」と「金色」をシンボルカラーとし,コントラストを効かせた「黒色」と「金色」の対比は,JR西日本が誇る“SLやまぐち号”けん引機の蒸気機関車にも通じる「重厚さ」と「品格」も表現しているとのことです.
 山口地区向け227系500番代「Kizashi」は今後,2両編成×3本=6両,3両編成×6本(今回出場したV01編成を含む)=18両,計24両が導入され,今年2026年夏以降,順次デビュー予定です.

写真:神崎川(信)—吹田貨物ターミナル間にて 2026-2-26
投稿:志摩 敬

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