鉄道ファン2026年4月号(通巻780号)
『鉄道ファン』2026年4月号
2026年2月19日発売
定価1300円(税込)

西武新宿線向け新形車両「トキイロ」を2027年春に導入へ

西武新宿線向け新形車両「トキイロ」を2027年春に導入へ

▲「トキイロ」イメージ

西武鉄道は,新宿線に新形車両「トキイロ」を導入すると発表した.

西武新宿線向け新形車両「トキイロ」を2027年春に導入へ

▲車両外観イメージ

 「トキイロ」は,現在特急列車として運用されている10000系の後継として,有料着席サービスを刷新するもので,働き方やライフスタイルの多様化にともなう「移動時間をより快適に過ごしたい」というニーズに応える.
 「時の色」をイメージして命名された「トキイロ」のデザインは,空間づくりの会社である株式会社丹青社とともに策定した.外装のテーマは,街並みや人々の隙間をつなげるなみ型ライン「エナジーウェーブ」であり,西武の車両として初の試みとして,1編成8両すべての車両でカラーリングが異なるものとし,躍動感あふれるダイナミックなデザインとなっている.

西武新宿線向け新形車両「トキイロ」を2027年春に導入へ

▲車両内装イメージ

 車両前面には朝焼けと夕焼けをイメージしたダブルフェイスデザインを採用し,中心部分の深い紫で夜空を表現するなど,ドットによるグラデーションで時間の移り変わりを描いている.

西武新宿線向け新形車両「トキイロ」を2027年春に導入へ

▲ダブルフェイスデザイン(左:赤フェイス 朝/右:オレンジフェイス 夕)

 客室は車体デザインにあわせたレッドとオレンジの座席が配置され,周りの目線が気にならない形状のリクライニングシートを採用する.
 すべての車両で「SEIBU FREE Wi-Fi」が利用できるほか,各座席には電源コンセント,カップホルダー,フックを設置することでビジネスからレジャーまで幅広い用途に対応する.照明の色温度や内装の色調にもこだわり,心からリラックスできる空間とする.
 環境性能においては,軽量アルミ車体の採用や消費電力の少ないVVVF制御装置の導入により,10000系と比較して1編成あたりの消費電力量を約70%削減する.これにより環境負荷を軽減し,持続可能な社会の実現に向けた取組を進める.

西武新宿線向け新形車両「トキイロ」を2027年春に導入へ

▲グラデーションイメージ

 本車両は川崎車両が製造を担当する.運行開始時期は2027(令和9)年春を予定しているが,具体的な運行開始日は改めて発表される.また運行区間,停車駅などの運行形態は未定となっている.
 2月19日(木)からは,特設WEBサイトが公開されたほか,西武鉄道公式YouTubeチャンネルでは製造中の構体検査のようすを紹介する動画が公開されている.

画像はすべて西武鉄道提供

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