京都丹後鉄道を運営するWILLER TRAINSと京都府は,新形特急「丹後の海 “松”シリーズ」のデザインを発表した.
▲1号車の座席イメージ
これは,現在運行中のKTR8000形「丹後の海」が製造から30年を迎え,老朽化が進んでいることから,車両を全面的に更新するプロジェクトとして始動したもの.2028(令和10)年度に最初の1編成(2両)が運行を開始し,その後2年ごとに1編成ずつ,計5ヵ年をかけて計4編成8両を順次導入する予定.
総事業費は4編成で計52億円を見込んでおり,2028(令和10)年度に導入される最初の1編成は17億円となる.費用負担は,国の補助金を活用するほか,残りの半分を沿線自治体が負担する.
▲2号車のセミコンパートメントイメージ
車両のデザイン・設計は,豪華寝台列車「ななつ星in九州」や「丹後くろまつ号」を手掛けた水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)が担当した.車体の外観は「海の京都」を象徴する藍色のメタリック塗装で統一され,随所に配された金色のシンボルマークが,伝統と革新が融合した「なつかしくて新しい」表情を演出する.
▲1号車の車椅子スペース兼ラウンジ,サービスコーナーのイメージ
車内は天井,壁,床,さらにはシートに至るまで木材がふんだんに使用され,温もりのある上質な空間が広がる.新たな試みとして,1号車には車内での飲食や交流を促す「サービスコーナー」や「ラウンジ」が設置されるほか,2号車にはプライバシーを重視した「セミコンパートメント」も新設される.
水戸岡鋭治氏は,『特急「丹後の海」は海の京都を再認識してもらうと同時に,新たな丹後の楽しい旅を演出する「走る公共の舞台」である』とし,『「丹後の海」 “松”シリーズは,京丹後の経済・文化・人を結び,豊かなコミュニケーションが自然に生まれる公共の車両を目指す』としている.
画像はすべて京都府の報道発表資料から












