▲泉ケ丘駅前地域の再整備 完成イメージ(2階)
南海電気鉄道は,堺市との公民連携により,泉北線の泉ケ丘駅前地域を再整備すると発表した.
再整備では,駅前南コンコースを起点とした「ウォーカブルなネットワーク」の構築に重点が置かれる.おもな施策として,南コンコースから2階レベルへ円滑につなぐ大階段を南海電鉄の敷地内に新設する.これにより,2025(令和7)年に開設された近畿大学病院や堺市の施設「ビッグバン」方面への主動線が確保され,歩行者の回遊性が大幅に向上する見込み.
既存のペデストリアンデッキや「くすのき広場」についても,舗装の高質化を含む再整備を行ない,新設される商業施設と一体となったにぎわい空間を創出する.
▲泉ケ丘駅前活性化計画 完成イメージ(鳥瞰)
あわせて,「泉ケ丘駅前活性化計画」を再始動し,将来ビジョン「IZUMIGAOKA Next Design」の理念にもとづいた,持続可能なまちづくりを進める.
南海電鉄の所有地には,地域の日常生活を支える商業施設と,泉北ニュータウン初となる超高層マンションが建設される.駅前商業施設は地上4階建てで,延床面積約10900㎡の規模とし,カフェや飲食店,食物販店,量販店のほか,クリニックや学びの場といったサービス店舗が入居する予定.
分譲タワーマンションは地上30階建てで,総戸数約370戸,延床面積約42000㎡の規模となり,南海電鉄を含む複数事業者によって建設される.
▲1階 駅前南コンコースの大階段と駅前商業施設イメージ
本計画は2022(令和4)年に一度始動したものの,世界情勢の変化や工事費高騰を受け,2023(令和5)年8月に計画の見直しと工事の延期が発表されていた.しかし,近隣での大学病院開設や新店舗のオープンなどが計画されていることから,公民連携の枠組みでの再始動を決定した.
南海電鉄は,施設老朽化や住宅のミスマッチといった課題を解決し,若年層の呼び込みと駅前居住人口の増加を図ることで,次代の沿線中核都市「泉ヶ丘」の実現を目指す.
今後は,2027(令和9)年度に南コンコースから2階レベルへの動線整備や商業施設とデッキの接続工事を行ない,2028(令和10)年度には駅前商業施設の開業と「くすのき広場」の再整備を完了させる予定.2031(令和13)年度のタワーマンション竣工をもって,一連の再整備が完了する.
画像はすべて南海電気鉄道提供












