東急株式会社とJR東海は,「THE ROYAL EXPRESS~TOKAIDO FUJI CRUISE TRAIN~」の2026(令和8)年春に運行するプランを発表した.
運行時期は2026(令和8)年4月3日(金)から6月1日(月)までで,全6回を運行する.今回は,新たに琵琶湖を巡るコースを加えた2つの3泊4日の旅舞台を提供し,雄大な自然,料理,歴史,伝統文化,旅先での心温まるおもてなしなど,東海道の魅力にあふれたツアーとする.
▲新プラン「TOKAIDO・FUJI CRUISE TRAIN 碧く煌めく琵琶湖の旅」の行程
新しいプランは「TOKAIDO FUJI CRUISE TRAIN 碧く煌めく琵琶湖の旅」として計4回,4月10日・17日・24日,5月29日の各金曜を出発日とする.
コースでは,新たに関ケ原と琵琶湖での滞在をコースに追加する.日本の名峰「富士山」の景観や地域の食材を用いた料理に加え,関ケ原古戦場での特別ガイドや琵琶湖での貸切クルーズを実施する.富士山,関ケ原,琵琶湖と,日本有数の自然や文化,歴史を体感できる旅となる.
▲関ケ原古戦場
旅の行程中,列車内では歌川広重「東海道五拾三次之内」(保永堂版)の復刻版画(日本橋から京都までの全55枚)を展示する.
琵琶湖では,貸切遊覧船でのミニクルーズを行ない,ヴァイオリニスト・大迫淳英氏の生演奏を船上で楽しめる.また,車内で沼津の老舗菓子店の店主・中西氏による和菓子職人の実演と出来立ての練りきりが提供される.
▲朝焼けの琵琶湖
宿泊施設には,今回初となる「GREENITY IWATA」(静岡県磐田市),「蒼の湖邸 BIWAFRONT HIKONE」(滋賀県彦根市),「葛城北の丸」(静岡県袋井市)が含まれる.
車内での昼食は,日本料理「羅漢」の加藤敦子氏,鰻料理「鰻処 うな正」の伊藤正樹氏,今回初となるスペイン料理「hikobae」の伊藤旭彦氏,中国料理「村松」の村松祐典氏による料理が提供される.
▲継続プラン「TOKAIDO・FUJI CRUISE TRAIN 美濃・岐阜の旅」の行程
「TOKAIDO FUJI CRUISE TRAIN 美濃・岐阜の旅」は,2025(令和7)年秋に実施したコースを,今回も実施する.
運行日は2026(令和8)年4月3日(金)と5月8日(金)の計2回で,日本の名峰「富士山」の景観や宿場町の街並み,地域の食材を用いた本列車でしか味わえない料理など,江戸時代からの大動脈・東海道を体感できるオンリーワンの旅を提供する.
旅行プランの申込みは,2026(令和8)年1月20日(火)まで「THE ROYAL EXPRESS」公式WEBサイトまたは郵送で受け付けたあと,抽選となる.
旅行代金は,2名1室利用の場合,ひとりあたり税込89万円から101万円で,募集人数は1回あたり26名(最小催行人員12名)となる.なお,4月3日(金)発の「美濃・岐阜の旅」と5月29日(金)発の「蒼く煌めく琵琶湖の旅」は,旅行代理店で販売される.
画像はすべて東急株式会社提供












