鉄道ファン2026年3月号(通巻779号)
『鉄道ファン』2026年3月号
2026年1月21日発売
定価1300円(税込)

JR東海,3月14日にダイヤ改正を実施

JR東海 N700S量産車

写真:JR東海N700S量産車  目黒義浩撮影  小田原—熱海間にて  2020-10-25

JR東海は,2026(令和8)年3月14日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.

今回の改正では,東海道新幹線の輸送力強化と利便性向上を軸とし,在来線では保守作業時間の拡大とサービス改善を図る.
 東海道新幹線では,利用客が多い一部時間帯において,臨時“のぞみ”を増設し,最大運転本数を現行の12本から1時間あたり13本に増やす.対象時間帯は,下りの東京駅7時台から10時台発,上りの新大阪駅14時台から17時台発.また,東京—新大阪間2時間30分運転の“のぞみ”の一部列車について所要時分を短縮し,2時間27分運転の“のぞみ”を増やす.なお,新大阪駅17時台発の13本目となる“のぞみ”は,一部の日で品川行きとなる.
 早朝・深夜時間帯では,京都6:03発の上り臨時“のぞみ”を増設し,現行の始発“のぞみ”より東京着を11分早くする.また,これまで臨時列車だった名古屋6:28発の“のぞみ”を定期列車として毎日運転することとし,名古屋始発の上り“のぞみ”の発車時刻を繰り上げる.これにより,東京都内(品川)へ毎日7時台の到着が可能となる.

JR東海 N700系1000番代「N700A」

写真:JR東海N700系1000番代「N700A」 編集部撮影 JR東海・浜松工場にて 2012-8-21 (取材協力:JR東海)

 現行の名古屋6:45発(始発)の“こだま”を,利用の多い日に,岐阜羽島始発の臨時列車として運転する.これにより,名古屋で“のぞみ”に乗り換えることで,東京着がこれまでより34分早くなる.加えて,静岡行きの上り最終“こだま”を速達化し,名古屋発車時刻を7分繰り下げることで,名古屋→掛川間の各駅で滞在可能時間を長くする.また,臨時“のぞみ516号”の運転日には名古屋で乗換が可能となり,関西圏での滞在可能時間が長くなる.
 山陽新幹線直通の最終臨時“のぞみ”は,博多19:18発の品川行きを増設し,各都市での滞在時間を延ばす.東京20:09発の新大阪行“のぞみ”を,利用の多い日に広島まで延長運転し,東京での滞在時間を9分拡大する.また,広島6:15発の東京行き臨時“のぞみ”も増設する.
 山陽新幹線直通の“のぞみ”と九州新幹線“さくら”を博多で接続させ,中京圏と九州間の利便性を向上する.九州新幹線で増設される臨時“さくら”と“のぞみ”の博多接続により,中京圏・首都圏への到着が約30分早くなるほか,現地での滞在時間が約25分長くなる.

JR西日本285系

写真:JR西日本285系  編集部撮影  岡山電車区にて  1998-4-20(取材協力:JR西日本)

 在来線では,315系の投入完了により,武豊線と関西本線(特急“南紀”と快速“みえ”を除く)のすべての定期列車を終日4両編成で運転する.これにより,これまで2両編成だった列車もすべて4両編成となる.なお,これらの定期列車はすべてワンマン運転となる.
 関西本線や紀勢本線では,夕方の一部の輸送体系を見直す.関西本線では,名古屋17:14発の快速亀山行きを「区間快速」に変更し,名古屋近郊の駅の停車回数を増やす.あわせて,名古屋17:23発の普通亀山行きは四日市行きに変更する.紀勢本線では,亀山18:53発の普通鳥羽行きを13分繰り上げ,多気で普通新宮行きへの乗換を可能とし,津や松阪からの尾鷲方面への利便性向上を図る.
 列車の安全運行に必要な保守作業時間の確保のため,下り東京発“サンライズ瀬戸”・“サンライズ出雲”の時刻を21:50発から21:26発に繰り上げる.
 このほか,新幹線のダイヤ改正にあわせて,武豊線,中央本線で始発列車の時刻を繰り上げる.飯田線では,中部天竜—天竜峡間でワンマン運転を開始し,ワンマン運転の列車を増やす.
 詳しくは,JR東海ニュースリリースに掲載されている.

※写真はすべてイメージです.

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