JR東日本は,C58形蒸気機関車を活用した新たな観光列車の運行構想について検討を開始すると発表した.臨時列車として2029(令和11)年春以降の運行開始を目指す.
運行区間は,東北本線の盛岡—一ノ関間を予定しており,世界遺産「平泉」など,沿線の人気観光地を結ぶルートとなる.JR東日本では,この列車を通じて北東北の魅力を国内外に発信し,地域の観光資源のさらなる活性化と,東北地方へのインバウンド誘致を目指す.
客車については,既存車両の改造を予定している.今後は,沿線自治体や観光関係団体と連携しながら,客車,運行体制,サービス内容などの詳細について検討を進める.
写真:JR東日本 C58 239号機 伊藤久巳撮影 大宮総合車両センターにて 2013-12-18(取材協力:JR東日本)
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