▲新形レオライナー「L00系」外観
西武鉄道は,山口線に導入予定の新形レオライナーについて,第1編成(4両編成1本)の営業運転を2026(令和8)年3月に開始すると発表した.
▲新形レオライナー「L00系」ロゴ
山口線では,2025(令和7)年から2027(令和9)年にかけて既存車両全3編成を順次,更新予定としている.
第1編成は,「埼玉西武ライオンズ」をイメージした外観デザイン.車両形式については,山口線の3駅(西武球場前駅「Lions」/西武園ゆうえんち駅「Leisure」/多摩湖駅「Lake」)を象徴する頭文字の「L」と,山口線沿線の可能性が無限大であることを示す「00(∞)」を組み合わせ「L00系」とした.読み方は車両と路線の愛称であるレオライナーにちなみ「れおけい」となる.
▲新形レオライナー「L00系」客室
乗車定員は144名で,安全設備として,各車両の車内車端部2ヵ所ずつに防犯カメラや各車両に車側カメラが設置される.また,ドライブレコーダー(1・4号車),ホーム検知装置(2・3号車)も搭載される.
客室設備として,kids SEAT(1・4号車)やショーケース(2・3号車)も設置される.バリアフリー面においては,各車両1ヵ所に車いすスペースを,各車両出入口上部にLCD車内案内表示器(運行案内)をそれぞれ設置する.なお,製造は,三菱重工業が担当した.
▲新形レオライナー「L00系」ライオンズロゴ(©SEIBU Lions)
第2編成,第3編成のデザインについては「ベルーナドーム」や「西武園ゆうえんち」という非日常の場へ向かう利用客のワクワク感をさらに高揚させる車両を目指し,西武鉄道・西武ライオンズ・西武園ゆうえんちで働く社員が集まりデザインを検討している.
「L00系」の製造のようすについては,西武鉄道公式YouTubeで順次更新されており,11月18日(火)には,「【ついに完成!車両形式はL00系(れおけい)に決定!】山口線(レオライナー)新形車両ができるまで④」を公開した.
山口線における車両更新は,1985(昭和60)年の山口線開業時に導入された8500系(レオライナー)以来,初めてとなる.「L00系」の第1編成は今後,山口車両基地に車両を搬入後,走行試験や乗務員訓練などを経て営業運転を開始する予定となっている.
写真はすべて西武鉄道提供












