▲「GRAN 天空」外観デザイン
南海電気鉄道は,新観光列車「GRAN 天空(グラン テンクウ)」の運行を2026(令和8)年4月24日(金)から開始すると発表した.
▲「GRAN 天空」ルートマップ
「GRAN 天空」は,運行中の観光列車「天空」(橋本—極楽橋間)に代わり,新たに難波—極楽橋間を片道約1時間30分で運行する.「落ち着いた空間と心を込めたおもてなしで,誰もが心穏やかな時間を過ごすことができる旅」を目指す.
毎週水曜と第2・4木曜を除く毎日の運行とし,水曜が祝日の場合は翌日運休,第2・4木曜日が祝日の場合は運行する.1日2往復の運行で,難波9:00発と12:45発,極楽橋10:46発(土休日10:48発)と14:58発を設定する.途中停車駅は,新今宮・天下茶屋・堺東・金剛・河内長野・林間田園都市・橋本.九度山の計8駅となる.
▲「GRAN 天空」1号車(リラックスシート)イメージ
▲「GRAN 天空」2号車(ワイドビューシート)イメージ
1号車はリクライニング座席を採用した「リラックスシート」(24席),2号車は車窓を楽しめるように工夫した座席配置とする「ワイドビューシート」(30席)となる.
▲「GRAN 天空」3号車(ロビーラウンジ)イメージ
▲「GRAN 天空」4号車(グランシート・グランシートプラス)イメージ
3号車は,ほかの号車の乗客が利用できるロビーラウンジとし,軽食やお土産などを購入できる.4号車はゆったり食事を楽しめるソファ席を設置する「グランシート」と「グランシートプラス」(16席)とし,「グランシートプラス」では,こだわりのテーブルやソファとすることで,より特別な空間で食事を楽しむことができる.
料金は,サービス内容に応じて設定される.「リラックスシート」と「ワイドビューシート」は,難波・新今宮・天下茶屋・堺東—極楽橋間での乗車で大人1700円・小児850円とすることで,気軽に利用できる価格帯とする.難波—高野山間を例とした運賃込みの料金は,大人3130円・小児1570円となる.上記以外の区間(途中駅での乗降)では大人1100円・小児550円とし,難波—橋本間を例とした運賃込み料金は,大人1840円・小児920円となる.
「グランシート」「グランシートプラス」は2名以上から利用可能で,ドリンク付きや食事付きのプラン別料金とする.4名利用時で「食事+フリードリンク付き」場合,「グランシート」は1名あたり大人13430円・小児11870円,「グランシートプラス」は1名あたり大人14180円・小児12620円となる.また「1ドリンク付き」場合は,「グランシート」は1名あたり大人5510円・小児3950円,「グランシートプラス」は1名あたり大人6260円・小児4700円となる(いずれも南海電鉄の各駅から高野山駅までの運賃を含む).
このほか,運行開始に先駆けて,3月29日(日)にお披露目会を実施する.お披露目会の詳細については,決まり次第改めて発表される.
画像はすべて南海電気鉄道提供












