▲「赤い1000形車両」デザインイメージ
小田急電鉄は,2025(令和7)年11月27日(木)から,箱根登山電車 小田原—箱根湯本間で,小田急1000形に「バーミリオンはこね」のカラーリングを施した「赤い1000形車両」1編成(1066×4)の運行を開始すると発表した.
▲箱根登山鉄道3000形「アレグラ(ALLEGRA)号」 編集部撮影 入生田検車区にて 2014-4-14(取材協力:箱根登山鉄道)
箱根登山電車 小田原—箱根湯本間は,現行,小田急電鉄の1000形と特急「ロマンスカー」で運行しているが,世界的な観光地・箱根への旅情を一層楽しめるよう,箱根湯本駅から先の山岳区間を運行する箱根登山電車3000形「アレグラ号」と同じ車体カラーへと1000形を変更する.
▲「あかいでんしゃフォトギャラリー」のイメージ
外観に加えて,車内では窓の上のスペースを「あかいでんしゃフォトギャラリー」として,観光情報サイト「箱根ナビ」のInstagramで発信した箱根の魅力をポスターに再編集し,四季折々の箱根の風景写真を展示する.
車内ドアガラスには,「箱根フリーパス」「箱根ナビ」「箱根キャリーサービス」「ODAKYU HAKONE FREE Wi-Fi」など箱根の旅に便利なサービスを告知するステッカーも掲出される.
また,通常カラーの通勤車両とは異なる赤い車両にすることで視認性が向上し,小田原駅での乗換がさらに分かりやすくなるほか,インバウンド旅行者をはじめ,初めて箱根を訪れる観光客にも迷わず,箱根方面へ向かうことができるとしている.
▲2009年~2022年に運行された「赤い1000形車両」(田中勇司撮影)
1編成(1066×4)の運行開始後は,さらに3編成(1063×4,1064×4,1065×4)のカラーリングを順次変更し,2026(令和8)年3月上旬に同区間の列車をすべて「赤い1000形車両」とする.
一部画像は小田急電鉄提供












