
東急株式会社とJR東海は,JR東海管轄区間で運行するクルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」について,2025(令和7)年秋は新たに愛知県・岐阜県へと運行エリアを拡大し,「THE ROYAL EXPRESS~TOKAIDO・FUJI CRUISE TRAIN~」として運行すると発表した.
2024(令和6)年秋と2025(令和7)年春に催行した両社による運行では,日本が誇る名峰「富士山」を臨み,静岡の自然や食文化,観光資源を体感するとともに,沿線での心温まるおもてなしなど,地域とともに旅の舞台を創り上げ,ツアー参加者と地域の双方から好評を得た.
今回は,より広域に神奈川県,静岡県,愛知県,岐阜県と東海道を巡り,魅力的な食材を使用した料理や,各地の名宿,歴史・伝統文化など東海道の新たな魅力にあふれた旅舞台「東海道・富士クルーズ」の3泊4日の旅とする.

1日目は横浜駅を出発し,昼食はフレンチの名店「エルマイヨン」による静岡の食材を使用した,本格フレンチが提供される.静岡に到着後は今川・徳川時代から受け継がれた静岡の伝統工芸の体験を実施する.夕食は静岡の名店「Simples」が担当し,静岡でしか味わえない料理が提供される.

11月14日(金)・28日(金)と12月5日(金)・12日(金)・19日(金)出発分の2日目は,「東海・犬山コース」とする.
静岡駅を出発し,昼食には幻の鰻と言われる共水うなぎの名店「うな正」の極上の逸品が提供される.岐阜駅に到着後は,秋の彩を感じながら,雄大な木曽川,日本最古の天守をもつ国宝犬山城がそびえる犬山へ向かい,「灯屋迎帆楼」または「ホテルインディゴ犬山有楽苑」での宿泊となる.

11月7日(金)出発分の2日目は,「美濃・岐阜コース」とする.
岐阜駅到着までは「東海・犬山コース」と同一内容で,岐阜駅に到着後は,美濃の歴史と伝統を感じながら,うだつの上がる町並みの中に佇む「NIPPONIA 美濃商家町」または清流長良川など岐阜の風情を感じる「都ホテル岐阜長良川」での宿泊となる.

3日目は岐阜を出発し,名古屋から浜名湖の畔,鷲津駅へ向かう.昼食は,素材の良さを最大限に活かした愛知の名店「BOTTEGON」が担当し,静岡・焼津の「サスエ前田魚店」の海の幸,滋賀の「サカエヤ」のお肉,そして愛知の野菜など東海道を代表する食材を使用した料理が車内で提供される.宿泊は,「KIARAリゾート&スパ浜名湖」となる.
4日目は,浜松から乗車し,昼食は静岡の名店「村松」の中国料理が提供される.横浜駅到着後は,フェアウェルセレモニーを実施する.
2025(令和7)年11月7日(金)出発分から12月19日(金)出発分までの期間に計6回催行し,旅行代金は,2名1室利用でひとりあたり82万円〜となる.
旅行プランの申込みは,7月31日(木)まで「THE ROYAL EXPRESS」公式WEBサイトまたは郵送で受け付けたあと,抽選となる.
一部画像は東急(株)提供